No.075 世界的不漁が続いています。

 便-No.075(2015年4月23日号)
↑釧路港 本来ならば最盛期だけど、
魚がいないため休漁中。
↑魚粉製造用巨大な<ロータリーキルン>
原料;魚がないため休止中でした

 

   世界的不漁が続いており、魚粉の高騰が続いています。

先日NHK:クローズアップ現代でも取り上げられていましたが、全国的に魚が捕れなくなっているようです。 一般論として、魚が捕れるとまず食用(高価)として利用され、のこり?が飼料用(相対安価)として利用されます。(業界用語で粕落ち(カスオチ)と言います。)そうした中、食用としての漁も極端に不漁でして、飼料用粕落ちとして出回ることはほとんど皆無の状態。以前は国内不漁でも、南米ペルーから良質の飼料用魚粉が輸入されていました。そのため国内魚粉相場も比較的安定していましたが、最近ではこのペルーでも全面禁輸となってしまった模様。従って、国内魚粉の相場が暴騰し、モノの確保すら困難な状態。経済効率優先の飼料メーカーでは魚粉使用量を極端に減らし、3%以下があたりまえの世界。 中には健康訴求を謳い、植物性飼料を使用、として魚粉0%のものも。
(*)たかはしたまごではおいしさのため10%超の魚粉を使用しています。

ここ数年こうした状況が続き、昨年6月たかはしたまごを値上げさせていただきましたが、今なお、特に高品質の魚粉相場上昇に歯止めがかかりません。 飼料価格の上昇を抑えるべくあらゆる方策を試みていますが、この様子では、数年後には再び価格改定をお願いせざるを得ない状況です。 ”品質は落とすな、苦しかったら値上げしろ” というお客さまのメッセージを胸に、【たかはしたまご品質】 を維持するため、魚粉の使用量はこれ以上減らすことが出来ません。

一般栄養学的には必ずしも魚粉に拘る必要はない、とされています。経済効率優先に徹するならば、即ち、たまごを生ませることだけを考えるならば、植物飼料+アミノ酸添加の方がはるかに効果的。しかし私がこんなにも魚粉にこだわるのは、

創業100年、たまご職人としての経験上、
【たかはしたまご品質】 の数多くの要諦の一つは ”良質”の魚粉と考えるからです。

それほど高品質・高価なものでなくても、一般の飼料用でもいいのでは??という向きもありますが、そして私も以前そのように考え、飼料単価を抑えるため、使用魚粉の半分を高品質、半分を一般飼料用としたことがありましたが、お客さまから ”最近たまごの味が変わった:劣化したゾ”とのご指摘をいただいてしまいました。 魚粉の割合が数%以下ならば、一般の飼料用でも大した影響はないのでしょうが、たかはしたまごほどの使用量となるとその魚粉の品質が製品:たまごに大きく影響が出てしまうようです。 もちろんすぐに元に戻しましたが。 ということで相場高騰の中でも比較的安価な一般飼料用も有りますが、やはり 【たかはしたまご品質】 では使えません。たかはしたまごのお客さまの声はキビシイです。

幸いにも、国内最高品質を誇る魚粉メーカー&取扱い商社さんのご厚意により、”たかはしたまご向けには、価格はともかく、必ずモノは確保する。” というお言葉をいただいておりますので、今後とも、たかはしたまごの【価格安定】はもちろんですが、 【品質:おいしさ】 の維持・向上に全力を向ける所存です。

高橋尚之

 ↑巨大な倉庫の片隅にほんの一山
・・・たかはしたまご向け???
↑魚粉メーカーさんで、取扱い商社さんと。
中二人、左から私、小手指店店長

(写真はいずれも 2014年9月4日 釧路にて。)

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