鶏

採卵用のにわとりの品種は、デカルブ、シェーバー、ハイセックス、ハイラインなどの外国種が一般的ですが、たかはしたまごでは岐阜県の後藤孵卵場が孵化させる純国産種を用います。

現在、市販のたまごのほとんど全部が、外国鶏のたまごで、国産鶏のたまごはきわめて入手しにくくなってしまいましたが、私どもでは『日本の気候風土に合った日本の鶏』ということで、古くから、国産への強いこだわりをもって品種改良に力を入れている、岐阜県にあるゴトウ孵卵場のひよこを使用しています。この鶏は「経済効率」という点では、外国鶏にくらべて、やや見劣りするのが欠点ですが、『自然の恵み』への感受性がよく、たまごがおいしい、という性質があり、「たかはしたまご」の基本方針(たかはしたまごの歩んだみち参照)に添った鶏といえます。

また、ゴトウでは、日本の、生食という食習慣を考慮し、
代々の品種改良を通じて、徹底したサルモネラ対策をおこなっております。勿論、私どもの養鶏場でも、さまざまな対策をおこなっており、定期的に検査をおこなっていて、サルモネラが検出されたことはありません。

“あたたかいごはんに生たまごをかけて食べる”という豊かな食文化を持つ日本は、生食習慣を持たない外国に比べて、はるかに繊細な感覚が必要でしょう。

●●「たかはしたまご」は国産鶏です。安心して、生でお召し上がりください。●●

◎サルモネラ事故について。

以前、あまりにもセンセーショナルに報道されたことがありましたが、‘たまご’と してごく常識的な取り扱いをしていただければ、そんなに神経質になる必要はありません。
ただ、十分に熱の通っていない状態のたまご(中身)を長時間放置する事は、きわめて危険です。 おやめください。
過去のサルモネラ事故のほとんどが、このケースに該当するようです。

★★割った生たまごの、放置、保存は冷蔵庫に入れても、大変危険です。おやめください。★★

飼料メーカーの配合飼料を使うのが一般的ですが、たかはしたまごのえさは完全自家配合です。

安全性とおいしさの観点から吟味し尽くした20種類以上もの原料を毎日ブレンドしています。

たかはしたまごの鶏が食べているものは、みんな人間が食べても大丈夫なものばかりです。
安全性の疑わしい化学飼料、農薬残留・遺伝子組み替え飼料は、一切使用しておりません。鶏の健康のため、おいしいたまごのため”必要な栄養を十分に与えることに細心の留意をしております。

諸物価が値上がりする中「たまごは物価の優等生」と言われてきましたがその分「えさの品質」に無理がかかっており、ともすると経営効率の名の下においしさの素になる栄養素(一般に高価)が削除されがちです。たかはしたまごはこうした効率優先には背を向けて、非効率ではありますが、おいしさ最優先の姿勢を頑固に貫いています。

たかはしたまごのにわとりたちが、毎日食べている献立一覧です。
み~んな、人間が食べても大丈夫なものばかりです。

  • トウモロコシ

    PHF、NONーGOMとうもろこし(残留農薬フリー、遺伝子操作フリー)です。1羽のにわとりは1日約100グラムの餌を食べますが、その60%はこのトウモロコシを粉末にしたものです。

  • 魚粉

    安価な輸入品は南半球が主で、赤道を通過してきたものはどうしても品質劣化がおこりがちなので国内産にこだわり、また加工時の鮮度を保つため漁船から陸揚げされてから最短時間で加工出来る魚粉工場より購入しております。

  • 脱脂大豆

    インド産、非遺伝子操作大豆使用

  • 牧草

    いわゆるアルファルファを乾燥させて、ペレット状に固めたものを使用します。これはアメリカ産、またはカナダ産が最高です。

  • 海藻

    東南アジア等近隣国産の安価なものが市販されておりますがこれはやはり国家が輸出保証している海産国ノルウェー産が一番です。

  • 天然ミネラル

    昔海底だった岩手県の山奥から掘り出した数千万年前の魚貝海藻化石堆積物。生命の起源は海からでした。その海のミネラルの宝庫です。

  • 天然木酢液

    炭を作るときに出る煙を蒸留し精製したもの、森林浴のエッセンス。森林のミネラルの宝庫です。

  • カキ殻

    カキの産地広島県産。カルシウム源として与えます。もっと安い炭酸カルシウム(石灰石粉)等ありますがやはり消化よく海のミネラルを多量に含んだカキの殻が最高です。

  • うこん

    別名ターメリックはカレーの色付け材料としてお馴染みですね。たかはしたまごでは沖縄産の良質なものを厳選して使っています。

  • 植物性油脂

    主に大豆油。

  • “自然の恵み”のエネルギーをそのままに。
    沖縄海洋深層水、非加熱製造の自然塩。

  • ビタミン

    コンピューターで栄養設計をしてどうしても不足するものを充分に与えます。

  • えごま

    αリノレン酸含有。体内でDHAに変化。元気玉たまごに使用します。

  • ガーリック

    いわずとしれた、健康強精作用。中国産。

  • パプリカ

    料理の香辛料ですが、元来は共に漢方薬として使われております。鶏の健康のために用いますが、黄身の色も濃くなります。メキシコ産です。

  • 小麦

    漢方的には、体温を下げる作用があり、夏季に使用します。

水だって、人間様が飲むのより、ずっと上等です。

  • これはセラミックフィルター装置です。出来るだけクラスターの小さい(吸収しやすく身体にやさしい)弱アルカリ性の水を与えております。(自然の湧き水のようなやさしい水になります)

  • これは磁気フィルター装置です。地下60メートルから井戸水を汲み上げています。日高市民の飲料水は水道ですから、むしろ、にわとりの方が人間様より上等な水を飲んでることになります。

  • 給水パイプのノズル(ウオーターピックといいます)をつつくと水が出る仕掛けです。

  • ほら、どうです、ゴクゴクとおいしそうに飲んでるでしょ。

にわとりが生活するかんきょうは、快適にたまごを産んでもらうために大切な場所です。たかはしたまごの鶏舎は、オープンエア型で、 きわめてゆったりとした空間の中に、夏は暑く、冬は寒い、自然のままの環境を再現しています。

  • たかはしたまごの鶏舎は、温度湿度、空気、採光を人工的に管理せず、自然のままのオープンエア型です。最近流行の経済効率最優先の環境人工管理型(超高密度飼養、完全自動化)の鶏舎ではありません。

  • 放し飼いではなく、ケージ飼いです。でも坪当たり 羽と、業界の平均値 羽よりずっとのびのびしたスペースで飼っています。

  • このように垂直方向に一段しかないケージを一段飼いといいます。積み重ねて、二段~六段以上の鶏舎が他所では当たり前となっています。

  • 太陽の光がさんさんと降り注いでいます。にわとりも陽に当たるのが大好きなのです。上のビニールダクトからは、真夏の暑い日に涼しい風を吹き込むためのものです。

放し飼いのたまごはおいしい!!??

体験からいえば、
◎運動(放し飼い)しても、不健康、不十分なエサだとたまごは“おいしく”なりません。
◎運動(放し飼い)しなくても、エサに“自然の恵み”をたっぷりと取込めば健康でスッゴクおいしいたまごになります。

“おいしさ”を決める最大の要件は、放し飼いか、否か、と言うただ1つの要件のことではなく、環境やエサに“自然の恵み”を充分取込んでいるかどうか、というところにあります。
(もちろん、運動をして、かつ“自然の恵み”をたっぷりと取り込めれば鶏にとっても理想なのですが。)

“昔の放し飼いのたまご”、それは、昔の農家が庭先に数羽の鶏を放し、彼らは、肥沃な自然の中で、草をはみ、ミミズをはみ、大地をついばみ、…といった状況を彷彿とさせます。
そして、そのような鶏のたまごは本当においしいものでした。

しかし、昔の農家ならともかく、現在、職業として多数の鶏を飼う時、前述のような“自然の恵み”を享受できる理想的環境で放し飼いをすることはほとんど不可能と思われます。

鶏をペットとして飼うならともかく、職業としての養鶏では、放し飼いすることは非常に困難なことと考えます。

……と言うわけで、私どもでは、放し飼いはしませんが、

  • 鶏舎は太陽光を充分取り入れられるように屋根の開口部を大きく開け1日に1度は必ず、直 射日光に浴することが出来るように鶏を配置。また一般によくある、多段式ではなく、一段 飼いで、きわめて、ゆったりとした空間で、鶏を飼養。 (写真参照)
  • エサに、最新の家禽栄養学によるコンピューター栄養設計を行うだけでなく、海の幸、山の 幸等の日本全国から取り寄せた鶏に最も合う“自然の恵み”をふんだんに取り入れる。
  • 水は水道水ではなく、農場全域を自然地下水にして,磁気、セラッミックフィルターを通鶏飲 料水だけでなく、作業環境全体を、人に、鶏に、優しくする。
    等々“自然の恵み”を最大限取り入れるべく、注力いたしました。

こうした結果、“自然の恵み”をふんだんに享受した我が家の鶏は、みんな仲良く“昔の放し飼い”と同様に、元気いっぱい、毎日、おいしいたまごをたくさん生んでくれています。

●●ぜひ、“おいしさのちがい”を体感していただければと存じます。

養鶏、三つの形式

1)昔スタイルのもっとも理想的な‘放し飼い’の飼養
2)最新鋭のウィンドレス鶏舎の飼養
3)1)と2)の中間様式の飼養

1) 現実的には非常に難しいと思います。詳しくは上に記した通りです。
2) 経済合理性優先ではなく、あくまでも、鶏の自然の摂理を優先させる、そうした考え方で最新鋭 のウィンドレス鶏舎内部を見ると、そこはまるで、“自然の恵み”は感じられず、鶏をうずたかく 積み上げた、埃っぽく薄暗い倉庫のような気が致します。が、これはこれで‘安価なたまご’とい う消費者の要望に貢献するものとして評価しても良いとは思うのですが、やはり、‘自然、いのち の生産物であるたまご’を考えるとき、私は、正直、本当にこれでいいのか? という素朴な疑問 を払拭できません。
3) そこで、私は、現実に出来る範囲で、1)に近づけるよう心がけております。それが、“自然の 恵み”をふんだんに取り入れるため、屋根の開放部分を出来るだけ大きく取り、そして、きわめ て、ゆったりとした空間、『一段飼い』で鶏を飼育するという現在の方法です。 (もっとも、これは実は20年前には全盛の方法でした。私のほうが、20年遅れているのかもしれませんが…。)

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